ブックタイトル公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

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概要

公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

012〈寄稿〉評価機構と私●委員・評価員●出向者・研修員愛知産業大学経営学部教授??田 修大学教育という文化の共有 10 周年、おめでとうございます。早いもので、平成18(2006)年に初めて評価員として大学機関別評価に参加させていただき、第2 サイクルの試行評価も含め、昨年度で9 大学目の大学機関別評価と初めての短期大学機関別認証評価に参加させていただきました。こんなに多くの時間を共有させていただき、心から感謝申し上げます。 さて、評価員として受審大学を訪問するたびに、先ず大学関係者の方々に感謝するとともに、私たちの評価活動が少しでも大学のお役にたてればと心に念じながら評価活動を行っています。そして、高等教育に携わる者同士として、評価活動の中で徐々に大学教育という文化を共有できるようになってきたと感じています。この「文化の共有」こそが、評価機構がこの10 年で築き上げた高等教育に対する最も重要な貢献の一つであると思います。 平成25年度からは、短期大学の機関別評価も開始されました。次の20 周年に向け、日本高等教育評価機構の更なる発展を心から祈念申し上げます。出向者として平成20(2008)年4月から平成22(2010)年3 月まで当機構に在籍。評価事業部にて評価の実務に携わるほか、「大学評価セミナー」の運営、評価結果の記者発表などの業務に従事。広島経済大学興動館 課長補佐石田真英大学の理想実現に評価機構の役割は大きい 公益財団法人日本高等教育評価機構10 周年、おめでとうございます。 今から8 年前になるでしょうか、当時日本私立大学協会に出向していた私は、私大協から評価機構へ異動(?)するとは露とも思わず、市ヶ谷の居酒屋で評価事業部部長の伊藤さんや桜美林大学から出向中だった錦織君などと、認証評価について話をしたことがありました。認証評価の趣旨や目的もろくすっぽ知らず「“ 私” 立大学の評価を“国” が義務付けるとはなにごとか」とお酒の勢いを借りていきり立つ私に、伊藤さんや錦織君は冷静に認証評価の必要性や重要性を話してくれました。 おそらくではありますが、その当時の私立大学関係者の中には、同じような感情を抱いておられる方も多かったのではないでしょうか。 しかし、現在では認証評価の必要性、重要性が理解されていることはもちろん「大学の改善・発展のために」というポジティブな印象に変わってきていると感じます。これもひとえに評価機構の職員をはじめ、お忙しいなか評価員を引き受けておられる先生方が、受審大学と信頼関係を築きながら真摯に評価業務に取り組んでこられたからこそだと思います。 大学改革が叫ばれて久しいですが、教育の質保証、各大学の特色を生かした取組みや機能分化など、各大学が目指す理想を実現するために、評価機構が果たす役割は非常に重要になっていると思います。我が国の高等教育の発展のために、今後の益々の発展を祈念いたします。評価員養成検討委員会委員(平成19(2007)~ 現在)、短期大学評価判定委員会委員(平成21( 2009)~現在)。8 大学(団長4回)と1 短大(団長)、1 大学の試行評価の評価員を担当。