ブックタイトル公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

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概要

公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

実施大綱| 短期大学機関別認証評価実施大綱 ファッション・ビジネス系専門職大学院認証評価実施大綱145第6 章資料編本大綱について 学校教育法の改正により高度専門職業人養成に特化し、理論と実務を架橋した実践的な教育研究を行う専門職大学院の制度が平成15 年度に創設されました。また、その教育研究水準の向上に資するため、各専門職大学院は政令で定める期間(5 年以内)ごとに、文部科学大臣が認証する評価機関(以下「認証評価機関」という。)の実施する評価を受けることが学校教育法第109 条第3 項、同法施行令第40 条において義務付けられました。 本大綱は、公益財団法人日本高等教育評価機構(以下、「評価機構」という。)が実施する、ファッション・ビジネス系専門職大学院の教育研究活動等の総合的な状況に関する評価について、その基本的な内容等を示したものです。 評価機構では、ファッション・ビジネス系専門職大学院の教育研究活動等の自律的な質の向上及び改善を支援し、もって我が国の専門職大学院の発展に寄与することを目的として評価を行います。 本大綱は、ファッション・ビジネス系専門職大学院の認証評価の基本的な方針及び評価の実施に関する内容について記載しています。評価機構の評価は、本大綱及び本大綱に基づいて定められた「ファッション・ビジネス系専門職大学院評価基準」(以下「評価基準」という。)に基づいて実施します。このほかに、評価の詳細な手順等を示すものとして、ファッション・ビジネス系専門職大学院が評価機構に提出する「自己点検評価書」を作成するに当たっての『専門職大学院認証評価 受審のてびき』や、評価機構の評価員が評価に当たって用いる『専門職大学院認証評価 評価のてびき』等があります。 評価機構は、評価を受けた専門職大学院の関係者や評価活動に携わった評価員、その他の関係者の意見等を踏まえ、評価の方法や「評価基準」などの見直し等を行い、より適切な評価システムを構築できるように不断の努力を重ねます。1. 評価の目的 評価機構が、専門職大学院からの要請に応じて行う評価は、我が国の専門職大学院の発展に寄与するために、以下のことを目的として評価を行います。(1)各専門職大学院が行う自己点検・評価の結果分析を踏まえ、評価機構が定める「評価基準」に基づき、教育研究活動等の総合的な状況を評価するとともに、自己点検・評価の検証を行い、各専門職大学院の自主的な質保証の充実を支援すること。(2)各専門職大学院が教育研究活動等の総合的な状況を適切に社会に示すことにより、広く社会の支持を得ることができるように支援すること。(3)各専門職大学院の個性・特色に配慮した評価を行うことにより、各専門職大学院の個性・特色ある教育研究活動等の自律的な展開を支援・促進すること。2. 評価の対象 完成年度を経たファッション・ビジネス系専門職大学院を評価の対象とします。 ファッション・ビジネスの対象とする分野は、服飾を中心とする企画、制作、生産、流通を含む総合的分野とします。3. 評価の基本的な方針 評価機構は、以下の基本的な方針に基づいて評価を実施します。(1)評価機構の定める「評価基準」に基づく評価 この評価では、各専門職大学院が行う自己点検・評価の結果分析を踏まえ、「評価基準」に基づき、教育研究活動等の総合的な状況を評価するとともに、自己点検・評価の検証を行い、「評価基準」を満たしているかどうかの判定を行います。(2)専門職大学院の個性・特色に配慮した評価 評価機構が定める「評価基準」は、専門職大学院として求められる基本的な事項に加えて、専門職大学院の個性・特色に配慮した評価を行うものであり、各専門職大学院の使命・目的及び教育目的を重視した評価を行います。(3)各専門職大学院の改革・改善に資する評価 評価機構では、専門職大学院評価を専門職大学院の教育研究活動等の充実や経営改革のための不可欠な手段であると位置づけ、評価作業の過程や評価結果と自己改革・改善との連動・連結を重視します。(4)「自己点検評価書」に基づき、かつ、エビデンスを重視した評価 評価機構が行う評価は、各専門職大学院が評価機構の示す『専門職大学院認証評価 受審のてびき』に従って作成する「自己点検評価書」に基づき、かつ、エビデンス(「自己点検評価書」の根拠として提出された資料・データ等を含む。)を重視して行います。(5)ピア・レビューを中心とした評価 専門職大学院の高度な教育研究活動等を適切に評価するために、大学の教職員を主体としたピア・レビューを中心とした評価を行います。一方、専門職大学院の教育研究活動等に関して識見を有する大学外の有識者、関連業界及び学協会の関係者等もファッション・ビジネス系専門職大学院評価判定委員会(以下「判定委員会」という。)委員に加えることにより、評価の客観性、社会的妥当性を確保します。(6)定性的評価を重視した評価 各専門職大学院の教育研究活動等の質の改善を志向する観点から、定量的指標のみならず、その活動内容に対する定性的な評価を重視した評価を行います。(7) コミュニケーションを重視した評価 評価に当たっては、各専門職大学院と評価機構とのコミュニケーションを重視し、評価機構が一方的に判断をしてその結果を公表ファッション・ビジネス系専門職大学院認証評価実施大綱