ブックタイトル公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

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概要

公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

158評価基準基準1.使命・目的等領域:使命・目的、教育目的本基準の趣旨 専門職大学院は、理論と実務を架橋した実践的な教育研究を行う、高い公共性を有する課程です。このため、専門職大学院として社会の要請に応え、どのような使命・目的を果たそうとしているのか、更にその使命・目的を達成するために、研究科または専攻ごとに、どのような教育研究の方針と達成目標を持つかを明確にし、学内とともに、社会に示す必要があります。 また、その使命・目的、教育目的が適切に実現されるためには、それらが教職員に十分に理解され、支持されていなくてはなりません。基準項目1-1 使命・目的及び教育目的の明確性1-2 使命・目的及び教育目的の適切性1-3 使命・目的及び教育目的の有効性評価の視点≪1-1 の視点≫1-1-① 意味・内容の具体性と明確性1-1-② 簡潔な文章化≪1-2 の視点≫1-2-① 個性・特色の明示1-2-② 法令への適合1-2-③ 変化への対応≪1-3 の視点≫1-3-① 役員、教職員の理解と支持1-3-② 学内外への周知1-3-③ 中長期的な計画及び三つの方針等への使命・目的及び教   育目的の反映1-3-④ 使命・目的及び教育目的と教育研究組織の構成との整合性基準2.教育課程領域:教育内容・方法、学修指導、学修評価本基準の趣旨 教育課程は、研究科または専攻等ごとに定められた教育目標に沿い、かつ、学生のニ-ズや関係業界の人材養成への期待を踏まえつつ、教育課程編成方針のもとに体系的に編成される必要があります。また、その内容、水準は、授与される学位との関連で適切であることが求められます。基準項目2-1 教育目的の達成に向けた教育課程編成方針の明確化等2-2 教育課程編成方針に沿って理論的教育と実務的教育の架橋  に留意した体系的な教育課程の編成2-3 教育目的に相応しい授業形態、学修指導等の実効性2-4 単位認定、修了認定等の要件設定と運用及び教育目的の達  成状況の点検・評価の適切性評価の視点≪2-1 の視点≫2-1-① 専門職大学院の使命・目的及び教育目的を踏まえた教育   課程編成方針の明確化2-1-② 教育課程編成方針と学位の名称及び学位授与方針との整   合性≪2-2 の視点≫2-2-① 教育課程編成方針に沿った授業科目の適切な配置と、理論   的教育と実務的教育の架橋に配慮した体系的な教育課程の   編成2-2-② ファッション・ビジネス系の職業分野における人材養成及   び学位名称に照らして適切な人材養成の期待に応え得る教   育課程の内容・水準2-2-③ 次の各事項を踏まえた教育課程の内容 1.教育課程が、クリエイションとマネジメントを総合的に扱う   ファッション・ビジネスの実務に必要な専門的な知識、思   考力、分析力、創造力、企画力等を修得させるとともに、   高い倫理観及び国際的視野を持つプロフェッショナルの人   材を養成する観点から適切に編成されていること。 2.以下の科目が養成目的に応じて重点的に、かつ、バランス   良く履修できるよう、教育課程が編成されていること。   ・ファッション・クリエイションに関する科目   ・ファッション・テクノロジーに関する科目   ・ファッション・マネジメントに関する科目   ・総合的な専門性に関する科目 3.基本的な内容、発展的な内容、実践的な内容、事例研究   等を取扱う科目がそれぞれ開設されるなど、段階的な教育   を行うことができるよう教育課程が編成されていること。 4.人材養成目的を達成するための理論科目と実技科目のバランス2-2-④ 人材養成目的に合った履修モデルの設定≪2-3 の視点≫2-3-① 履修登録単位数の上限の適切な設定など、単位制度の実   質を保つための工夫2-3-② 教育目的を踏まえ実践的な教育を行うよう、インターンシッ   プ、ケース・スタディ、フィールド・スタディ、双方向ま   たは多方向に行われる討論など授業内容・方法について   専門職大学院としての特色ある工夫2-3-③ 1 年間の授業計画、授業の内容・方法等が明記されたシ   ラバスの作成と活用2-3-④ 通信教育を行っている場合には、添削等による指導を含   む印刷教材等による授業、放送授業、面接授業もしくはファッション・ビジネス系専門職大学院評価基準