ブックタイトル公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

ページ
38/184

このページは 公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌 の電子ブックに掲載されている38ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

036当機構は評価を行う際の基本方針の一つとして「Peer Review」(同僚による評価)を掲げています。この方針に従い、実際の評価活動を行う「評価員」は、大学の教職員等の方々に委嘱しています。当機構の目指す質の高い認証評価のために、毎年、多くの評価員の力を必要としています。評価チームの一員として、実際の評価活動を行う人を当機構では評価員と呼んでいます。当機構には平成26(2014)年4 月現在で512 人の評価員候補者が大学等から推薦され、登録されています。当機構は、評価を行う際の基本方針の一つとして「PeerReview」(ピア・レビュー=同僚による評価)を掲げています。これは、大学の教職員等が他の大学等の評価を行うことを指しています。大学等の複雑な教育研究活動などを最も適切に評価できる体制であるとの考えからです。当機構では、日本私立大学協会加盟校や当機構会員校、関係機関などに依頼し、所属の教職員の方々を評価員候補者として推薦していただいています。厳密な推薦基準は設けていませんが、目安として「大学等での経験が10年以上の方」としています。評価を行うに当たって、判定委員会が評価対象校の分野、所在地、規模などを考慮して評価員候補者の中から評価員を選任し、評価チームを編制します。評価員とは評価員の任務表2 評価経験数評価チームの人数は、評価対象校の規模により変動しますが、大学機関別認証評価とファッション・ビジネス系専門職大学院認証評価では5 人程度、短期大学機関別認証評価では4 人程度です。5人チームの場合、原則として1人はチームを取りまとめる団長、2人は教員、2人は職員となります。チーム全員で全ての評価基準、基準項目の調査を行いますが、教員の評価員は主に教育内容や教員の配置に関する項目、職員の評価員は主に経営に関する諸事項や財務を担当します。平成17(2005)年度から平成25(2013)年度の9 年間で、大学機関別、短期大学機関別、ファッション・ビジネス系専門職大学院の認証評価の評価員を委嘱した方は、延べ1,556 人、実数では672 人になりました。所属機関での役職は、理事長や学長などが22.9%、それ以外の教員と職員がそれぞれ約38%です。大学等には所属しないその他の学識経験者も若干名います(表1)。経験数では1 回の方が最も多く279 人、6 人の方が9 年連続して担当しています(表2)。評価員に委嘱されると、6 月の研修から始まり翌年3 月に評価結果が確定するまで、さまざまな任務があります。評価員は、日常の学務をこなしながらこれらの業務を行っています。評価員が担当するのは原則として1 人1 校ですが、大学機関別と短期大学機関別の同時受審の場合、各評価チーム内の一部理事長・副理事長・学長・副学長(補佐・代行も含める)357 人22.9%学長・副学長等以外の教員 599 人38.5%職員 591 人38.0%その他学識経験者 9人0.6%※平成25(2013)年度までに当機構が 行った認証評価を担当した評価員延 べ1,556 人の評価担当時の役職1 回2 回3 回4 回5 回6 回7 回8 回9 回27915110782231473641.5%22.5%15.9%12.2%3.4%2.1%1.0%0.4%0.9%100.0%評価経験数人数全体に対する割合計 672表1 評価員の役職内訳※評価員経験者の実数672 人の 平成25(2013)年度までの経験回数評価員