ブックタイトル公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

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概要

公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

037第3 章 JIHEE を支える力評価員会議の様子実地調査で実習施設の説明を受ける評価チームの評価員は大学と短大のどちらの評価も担当することがあります。再評価の評価員は認証評価時の評価チームの中から選ぶことが原則となっています。 評価員の年間スケジュールは次のようになっています。「評価員セミナー」の受講(6 月)評価員に委嘱されるとまず「評価員セミナー」を受講します。内容については、次項「『 評価員セミナー』について」をご参照ください。書面調査の実施( 7月上旬~ 9月中旬)対象校の「自己点検評価書」と関連資料を7月上旬に当機構担当者から評価員に送付します。評価員は、「評価のてびき」に基づき、「自己点検評価書」の記述内容について、「エビデンス集(データ編)」「エビデンス集(資料編)」に照らし合わせて分析を行います。この一連の活動を「書面調査」といいます。評価員は、全ての「基準項目」に対し「基準項目ごとのコメント」を作成します。これが最終的に判定委員会に提出する「調査報告案」の原案になります。第1 回評価員会議への出席(7 月下旬~ 9 月上旬)会議は当機構事務局内の会議室かその周辺施設で、原則として午後1 時半~ 5 時の時間設定で行われます。評価チームのメンバー全員と、当機構の担当者が出席します。各評価員の「基準項目ごとのコメント」に対する意見交換を行い、疑問点や更に調査すべき点などを全員で確認していきます。また、それぞれの評価員が主に担当する「基準」や「基準項目」を決定します。実地調査で行う面談の対象者や視察場所などの希望についても協議します。また、調査スケジュールや実地調査での集合場所などの確認も行います。「書面質問と依頼事項」の作成第1 回評価員会議後に、決められた担当の「基準項目」について「書面質問及び依頼事項」を作成し、当機構担当者を経由して対象校へ提出します。対象校からの回答が到着した後は、その内容を踏まえて「書面調査のまとめ」を作成します。実地調査の実施(9 月下旬~ 12 月中旬)評価チームのメンバー全員と当機構担当者数名が、原則として2 泊3 日の日程で対象校を訪問し、実地調査を行います。評価員は、「自己点検評価書」の内容について最終的な確認をするため、対象校の関係者との顔合わせ、学長など責任者との面談、「基準」ごとの面談、在学生との面談、キャンパスや講義の視察、現地でのみ閲覧可能な資料の点検などを行います。実地調査中に第2 回、第3 回、第4 回評価員会議を行い、実地調査前に作成した「書面調査のまとめ」をもとに協議します。実地調査の内容は、「第4 章 事業内容 評価事業の概要」に詳しく掲載しています。調査報告書案の作成書面調査と実地調査で確認した事項を踏まえて、担当する「基準項目」の「調査報告書案」を作成します。第5 回評価員会議への出席(10 月下旬~ 12 月下旬)第2回~第4 回評価員会議は実施調査中に行いますが、第5回評価員会議は当機構事務局内の会議室かその周辺で行います。評価チームメンバー全員と当機構担当者が出席します。時間は原則として午後1 時半~5 時です。各評価員から提出された「調査報告書案」の内容について検討・調整を行い、まとめます。評価員| 評価員とは 評価員の任務