ブックタイトル公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

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概要

公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

第4 章事業内容評価事業の概要| 評価システムの開発と改定 認証評価事業の実施045 まず、「基準項目」ごとに「満たしている」もしくは「満たしていない」の判断をします。「基準項目」の「改善を要する点」を踏まえた評価結果を勘案して「基準」の評価が決まります。「基準」全てを「満たしている」又は「概ね満たしている」場合は「適合」と判定されます。「適合」であっても「改善を要する点」の指摘がある基準は、「概ね満たしている」と評価されます。その指摘内容については、指定の期限内での改善報告書の公表及び提出を求めています。 「満たしていない」基準がある場合、判定はその内容によって異なり、原則1 年以内に改善が可能であると判定委員会が判断した場合は「保留」、不可能であるなどと判断された場合などは「不適合」の判定となります(図1)。「保留」とされた場合は、翌年度4 月1 日から原則1 年以内に再評価を申請していただきます。 なお、大学、短期大学機関別認証評価において、対象校が使命・目的に基づいて独自に設定し自己点検・評価をした基準に関しては、「概評」を記述しています。評価の種別認証年度評価基準の数対象表3 当機構が行う認証評価の種別と概要大学機関別認証評価短期大学機関別認証評価ファッション・ビジネス系専門職大学院認証評価平成17 ( 2005) 平成21( 2009) 平成21( 2009 )4 基準+大学独自の基準4 基準+短期大学独自の基準6 基準完成年度を経た短期大学完成年度を経た大学完成年度を経たファッション・ビジネス系専門職大学院表2-3 ファッション・ビジネス系専門職大学院評価基準123456基準平成26(2014) 年度~使命・目的、教育目標教育課程学生教員教育研究環境教育の質の保証使命・目的等教育課程学生教員教育研究環境自己点検・評価平成21(2009) ~  平成25(2013) 年度基準外- -認証評価事業の実施 設立してから10年の間に、300 校以上の認証評価を実施してきました(表4)。各種委員会委員や評価員の多大な協力のもと、より信頼性の高い評価を目指して認証評価と関連事業に取組んでいます。 大学機関別認証評価は、平成17(2005)年度から平成25(2013)年度までに延べ328(私立325、株式会社立3)校の評価を実施しました。私立大学の約半数が当機構で評価を受けており、大学機関別認証評価は、当機構の主たる事業となっています。なお、再評価は、認証評価の結果が「保留」と判定された大学からの申請を受けて行われるもので、平成25(2013)年度までに、19 校が受けています。 平成17(2005)年~平成23(2011)年の第1 サイクルの評価システムで設けられていた「条件」付き認定大学は、58 校です。平成25(2013)年度まで計28 校から提出を受け、審査後、大学へ審査結果を通知しました。平成24(2012)年度からの新しい評価システムでは「改善を要する点」を指摘した大学に報告書の公表と提出を求めています。 短期大学機関別認証評価は、平成25(2013)年度に1 校の評価を実施しました。同一法人の大学も評価を受け、初めての「同時受審」これまでの実績図1 判定までの流れ改善を要する点基準項目判 定適合適合※改善報告書提出満たしていない無有満たしている概ね満たしている満たして満たしている 満たしている いない基 準不適合原則1年以内に改善不可能保 留原則1年以内に改善可能