ブックタイトル公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

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概要

公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

評価事業の概要| 認証評価事業の実施第4 章事業内容049優れた点改善を要する点参考意見表7 評価報告書の指摘事項の概要評価報告書には、基準項目ごとの「評価結果」と「理由」に加え、制度・システムの整備・機能状況が下表の内容に該当する場合、「優れた点」「改善を要する点」「参考意見」として、指摘します。●使命・目的などに照らして、「優れている」と判断した事項●他大学の模範となるような先進的な取組みであり、かつ十分に成果を上げている場合●使命・目的などに照らして、必ず「改善を要する」と判断した事項●整備が不十分であるなど、ほとんど機能していない場合(整備はされているが、あまり機能していない場合は、不十分の度合いに応じて指摘する)●日本高等教育評価機構の大学評価基準を明らかに満たしていない場合●大学設置基準などに抵触する恐れがあり、現状のままでは大学運営に支障をきたす可能性がある重大な不備事項(財務状況、定員充足率、専任教員数など)●問題点などや使命・目的などを十分に達成するために必要と考えられる意見などがある場合●整備はされているが、あまり機能していない場合●改善が望ましいが、大学に判断を委ねる場合●軽微な問題点 認証評価実施に関連し、当機構が行っている事業です。再評価の実施、改善報告書などの公表と提出を求めることなどにより、大学等の改革・改善に資する評価を目指しています。①再評価の実施 再評価とは、評価基準に適合しているか否かの判断を「保留」と判定された対象校に実施する評価です。認証評価実施後、原則1 年(第1 サイクルでの評価システムでは3 年)以内に対象校の申請に応じて実施します。現在、大学機関別認証評価でのみ実施の実績があります。 再評価の実施方法や担当する評価員については、判定委員会において決定します。平成17(2005)年度~平成23(2011)年度の第1 サイクルでの評価システムで「保留」と判定された大学の再評価は、「満たしていない」と判定された基準の改善状況について調査をしました。実地調査は、1 泊2 日で実施しました。再評価の結果が「認定」となった場合、認証評価を受けた年度に遡って認定期間が設定されます。 平成24(2012)年以降の第2 サイクルでの新しい評価システムでは、基準の小項目である「基準項目」ごとに「満たしている」「満たしていない」の判定をするため、再評価も「基準項目」ごとに行います。なお、実地調査は実施せず、対象校担当者へのヒアリングを行います。 評価結果は、「再評価報告書」としてまとめ、対象校へ通知するとともに、文部科学大臣へ報告し、ホームページなどを通じて広く社会に公表します。②「改善報告書」等の審査 「適合」の判定を受けた対象校のうち、評価報告書で「改善を要する点」として指摘があった場合は、改善報告書などの公表と提出を求めます。対象校は、当機構が指定する期間(原則3 年)内にエビデンスを含む改善報告書などを対象校ホームページに公表し、当機構に提出します。提出された改善報告書は「改善報告等審査会」での審議を踏まえ、判定委員会が「改善が認められた」「概ね改善が認められた」「改善が認められないので、継続的な改善が求められる」の審査結果を決定します。審査結果は対象校に通知します。なお、平成23(2011)年度までの第1サイクルでは、「条件」付き認定大学に対して「改善報告書」の提出を求めています。③認定マーク・認定証の作成と交付 評価結果が「適合」と判定された対象校には認定マークと認定証を送付します。認定マークは、当機構のロゴマークをもとに作成しており、現在のものは評価の種別、受けた年度、当機構で受けた認定・適合回数を記載しています。認定証は、対象校名と評価を受けた年度などが記されています。日本語と併せて英文でも表記しています。 なお、当機構にて2 回目以降継続して認証評価を受ける際、希望に応じて「認証評価継続受審マーク」を送付しています。認証評価に関するその他の事業