ブックタイトル公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

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概要

公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

062 大学機関別認証評価では、平成2 4(2012)年度以降の第2 サイクルでの評価システムの試行評価を翌年度に控え、評価システム改善検討委員会において評価システムの検討が更に進められました。実施大綱と大学評価基準の原案がほぼ固められました。平成22(2010)年度対象大学数方法アンケート調査概要平成23(2011)年10 月11日(火)~11月18日(金)認証評価担当者にメールにて送信インターネットによる回答272校(うち、回答校数258 校、回答率94.9%)実施期間 平成22(2010)年度までに当機構で評価を受けた大学の評価結果に関する調査研究を行いました。また、平成20(2008)年度から検討を重ねてきた平成24(2012)年度以降の評価システムの原案を検証するため、海外調査を実施し、その結果を踏まえて評価システム案をまとめ、試行評価を行いました。 本調査結果は「平成23 年度 認証評価に関する調査研究」としてまとめ、公表しました。平成23(2011)年度 平成17(2005)年度から平成22(2010)年度に当機構が認証評価を行った272 大学と再評価5 大学の評価内容について、指摘事項の分析を行いました。その結果、「優れた点」の指摘が最も多かったのは基準10(社会連携)で、一方、「改善を要する点」は基準7(管理運営)での指摘が最も多く、中でも私立学校法に基づいた指摘が多かったことがわかりました。 また、この272 大学に対して、評価後の改善状況や自己点検・評価の実施体制などについてアンケート調査を行いました。「認証評価の結果をステークホルダーなどに説明しましたか」という質問に対して、ほとんどの大学が理事会や教授会で説明し、一部の大学では在学生や保護者、地域住民といったステークホルダーにも説明をしていることがわかりました(表1)。 このアンケートにより、先進的な取組みを行っていることがわかった大学へ事務局職員が調査員として訪問し、インタビューを行いました。6 大学にご協力いただき、大学での自己点検・評価の考え方や具体的な方法、認証評価の結果の公表・活用状況などを伺いました。277校(うち、認証評価272 大学、再評価5大学)方法対象大学数指摘事項分析概要平成17(2005)年度から平成22(2010)年度まで(第1 サイクル)の大学機関別認証評価と再評価結果のうち、公表された「優れた点」「改善を要する点」「参考意見」を抽出し、内容について分析調査研究過年度受審大学に対する調査研究「過年度受審大学に対する調査研究」認証評価の結果をステークホルダーなどに説明しましたか(複数回答)1. 説明していない2. 理事会等で役員に説明した3. 教授会等で教職員に説明した4. オリエンテーション等で在学生に説明した5. 保護者会等で在学生の保護者に説明した6. 入試説明会等で入学志望者に説明した7. 説明会や高校訪問等で高校教員に説明した無回答項目回答数割合0.4%81.0%94.2%13.2%24.8%10.9%19.4%6.2%12092433464285016表1「過年度受審大学に対する調査研究」アンケート調査