ブックタイトル公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

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概要

公益財団法人 日本高等教育評価機構 10周年誌

〈寄稿〉評価機構と私第1 章発刊に寄せて013学校法人谷岡学園 法人本部総務課 チーフ永藤裕子成長と感謝の1 年 設立10 周年おめでとうございます。私は平成22(2010)年度に、谷岡学園から出向し、認証評価業務に携わりました。大学機関別認証評価の第1 期最終年度で、受審校が多く、出向者も多かったため、評価機構の事務所がとても賑やかだったことを覚えています。 出向するまでは「評価=審査される」という、どちらかというとネガティブなイメージを持っていました。しかし、評価業務に携わり、評価の基準やそれに伴う各種法令の知識、行政指導の基礎にある法的な含意を理解する中で、認証評価の本質についても知ることができました。それは、認証評価は、あくまでも大学の自律的な発展を支援するためのものであり、大学自身の主体的な自己評価と改善努力を促すきっかけとするものだということです。これは、出向したからこそ感じられたことだと思います。 この1 年間は、評価機構や他大学の出向者の皆さん、評価員の先生方等、多くの方との新しい出会いがあり、私自身の視野や考え方を広げることができました。人と人とのつながりの大切さや温かさを感じ、たくさんの発見や成長のあった経験に、感謝の気持ちでいっぱいです。この経験を、これからも大学現場で活かしていきたいと思います。 今後も、評価システムの更なる成熟・発展を願うとともに、評価機構には、大学現場の意見に寄り添っていただき、大学の自律的な成長を後押ししていただくような存在であっていただけると嬉しいです。桜美林大学 キャリア開発センター錦織 徹評価機構で得た二つの財産 私は平成19 年3 月1日から平成23 年3月31日までの4 年1か月の間、評価事業部に出向としてお世話になりました。 出向者としては非常に長期な部類であったと思いますが、大変貴重な経験をさせて頂きました。その中で大きく二つの財産を頂戴したと感じています。 一つ目は、評価事業を中心とした大学に関する知識や経験です。評価機構における認証評価の知識、私立学校法・大学設置基準・学校教育法など大学を取り巻く法規、財務に関する知識、各大学の先進的な取組みなどを、担当させていただいた34 大学の事例を通しながら学ぶことができました。 二つ目は、他の出向者を含む評価機構の事務局職員の皆様、役員の先生方、評価員の先生方、受審大学の皆様などとの出会いです。皆様には大変よくしていただきました。 上記の二つのことを通して、様々な角度から大学を見る視点というものの存在に気づかされました。様々な大学があり、様々な大学人がいるということを認識できました。色々な側面で大学に対して興味を持てたことが何よりの財産と思っております。 最後となりますが、日本高等教育評価機構の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。10周年おめでとうございます。出向者として平成22(2010)年4 月から平成23(2011)年3 月まで当機構に在籍。評価事業部にて評価の実務に携わるほか、機関誌の編集業務などに従事。出向者として平成19(2007)年3月から平成23(2011)年3 月まで当機構に在籍。評価事業部にて評価の実務に携わるほか、評価実施大学や評価員へのアンケート調査、評価申請受付などの業務に従事。●出向者・研修員●出向者・研修員